愛媛県今治市で、薪火/発酵・熟成/ワインを軸にした、フレンチ出身のシェフが料理を届けるお店「okibi」の、ロゴデザインとカラー設計を担当しました。 ご相談の始まりは、オーナー様がThreadsに投稿していた一枚のロゴ案でした。そこに描かれていた形を整えるだけではなく、事前のリサーチとヒアリングから、店が何を大切にし、どんな存在でありたいのかを一緒に整理。対話の中から「熾火」という核を見つけ、店名とロゴへつなげていきました。
CLIENTokibi
SCOPEロゴデザイン/カラー設計
DELIVERYロゴデータ一式/カラーバリエーション/印刷用入稿データ
01|梁と骨格
古民家の梁をモチーフに、全体を支える力強い水平線を設計。古材の丸みや歪みを残し、歴史ある空間の安定感と包容力を表現。
フランスの繊細な風を、しなやかな払いと余白に。ワインの揺らぎを薪火の炎にも重ね、発酵や熟成を静かに育む呼吸と、薪火のライブ感を表現。
伝統的な書体に、薪の断面を思わせる現代的なエッジを。低い重心と5段階の色温度で、じっくりと熱を育てる高度な火入れの技法を表現。
繊細な揺らぎを持つ書体にわずかな傾斜を加え、風に靡くしなやかさを表現。控えめながら芯の通った佇まいに、熾火の意志を。
黒漆を思わせる、深く静かな黒
赤ワインと薪火の炎を重ねた赤
白熱する芯から消炭までの、熱の移ろい
黒を基調に色数を抑え、「薪」と「ワイン」は残しながら、大衆的な印象には寄せない。そのご要望を、芯から静かに熱を持ち続ける「熾火」という核へ整理し、薪・ワイングラス・余白に熱を閉じ込めたシンボルへ。呂色と深緋、梁の安定感とフランスの風によって、親しみと静かな品格を両立しました。
「あと少し形にならない」を、頭の中の世界観そのままに。
ご自身で7割までスケッチできるほど明確な想いがありながら、最後の部分をまとめきれないという悩みに、対話と提案で伴走。「熾火」という核を見つけ、期待を超える完成形へつなげました。